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2D映像を3D立体映像にリアルタイム変換できる“ビクター2D‐3D変換技術”が 東映3D映画に採用

2010年7月26日 報道発表


2D映像を3D立体映像にリアルタイム変換できる
“ビクター2D‐3D変換技術”が東映3D映画
『仮面ライダーW』『天装戦隊ゴセイジャー』に採用


~3Dイメージプロセッサ「IF‐2D3D1」の2D‐3D変換技術に高い評価~
~東映映画『仮面ライダーW』『天装戦隊ゴセイジャー』は、8/7より全国ロードショー公開~



 ビクター・JVCは、独自開発のアルゴリズムにより、通常の2D映像を3D立体映像にリアルタイムで変換する「2D-3Dコンバーター」機能や3D映像の撮影や編集作業をサポートする機能を搭載した業務用3Dイメージプロセッサ「IF-2D3D1」を今春より発売しています。同時に、当社グループの映像制作会社(株)ビデオテックにて、同機と、独自の3D映像制作技術を駆使した3D映像制作受託ビジネスを開始しました。

 今回、今夏の東映3D映画『仮面ライダーW FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ』『天装戦隊ゴセイジャーエピック ON THE ムービー』の一部3D映像の制作において「IF-2D3D1」が採用され、8月7日より全国公開される運びとなりましたのでお知らせします。

 今回の採用は、3Dイメージプロセッサ「IF-2D3D1」の2D-3D変換性能の優秀さ、および、その3D映像制作スピードの速さやコストパフォーマンスの良さが総合的に高く評価され、実現したものです。

 ※(株)東映テレビ・プロダクション 業務部次長 八木明広氏のコメント(抜粋)・・・「今回、日本ビクター製3Dイメージプロセッサ 『IF-2D3D1』の採用・運用に際し、特に注目した点は、① HD-SDI 1080/24P信号を処理できる点、②リアルタイムで変換状況を視認出来る点、③視差量(Parallax)・奥行き感(Intensity/SubIntensity)領域特性の自然さ、の3つです。加えて、操作環境の良さ( イージーオペレーション)を併せ持っており、より革新的な3D映像の創造環境と、作業時間の大幅な削減、運用コストの大幅な縮減をもたらしてくれました。」

 当社は今後も、3D映画の大ヒットや家庭用3Dテレビの普及により急激に拡大する3D映像制作マーケットに向け、「IF-2D3D1」の販売と、(株)ビデオテックでの3D映像制作受託ビジネスを積極的に展開していきます。

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『仮面ライダーW FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ』
の一場面
3Dイメージプロセッサ「IF-2D3D1」

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3Dイメージプロセッサ「IF-2D3D1」の特徴

1.リアルタイム 「2D-3Dコンバーター」機能

当社独自のアルゴリズムにより、既存の2D映像を3D映像にリアルタイムで変換。


2.「LRミキサー」機能

3D撮影や編集の際、L/R(左目用、右目用) 2つの映像信号を3Dミックスフォーマットに変換して出力。


3.「3Dカメラ調整補助」機能

L/R 2台で構成される3Dカメラの調整補助機能を搭載し、制作作業を効率化。


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参考資料

東映映画 「仮面ライダーW FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」、「天装戦隊ゴセイジャー エピック ON THE ムービー」について

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『仮面ライダーW FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ』
の一場面

 今夏、2大ヒーローが飛び出す!
 2010年8月7日(土) 3D&2D同時公開!

 【原作】
 石ノ森章太郎(「仮面ライダーW」)
 八手三郎(「天装戦隊ゴセイジャー」)

 【監督】
 坂本浩一(「仮面ライダーW」)
 渡辺勝也(「天装戦隊ゴセイジャー」)

 【脚本】
 三条 陸(「仮面ライダーW」)
 大和屋暁(「天装戦隊ゴセイジャー」)


【作品概要】
 2010年夏、一実に10年連続で、仮面ライダー&スーパー戦隊の新作劇場版が登場することになった。しかも今回は3D版と2D版が同時公開となる。

 昨年秋にスタートした『仮面ライダーW 』は、史上初となる“ 二人で一人の探偵ライダー” が、架空の街・風都を舞台に、“ ドーパント” と呼ばれる異形の魔人たちと戦いながら、難事件を解決していくという物語。今回の劇場版は、“FOREVER ” のタイトルが示すように、一年間にわたって続いてきた『W』の、まさに集大成というべき内容。特に、坂本浩一監督が魅せる新たなライダーアクションの世界は、多くの観客に衝撃を与えることだろう。

 一方、今年2月にスタートしたスーパー戦隊シリーズ第34作『天装戦隊ゴセイジャー』は、“護星界”から地球を護るためにやって来た5人の見習い“護星天使” たちが、その不思議な力を駆使して悪の軍団と戦いながら成長を遂げていく、ハートフルでファンタスティックな物語。明るく楽しい“スーパー戦隊” ならではの、ワクワクするストーリー展開に、子どもたちはクギづけ!

【公開日程】
2010年8月7日(土)より、全国ロードショー公開(3D&2D同時公開)

【出演者】
●『仮面ライダーW(ダブル)』
 左 翔太郎/仮面ライダーW:桐山 漣、フィリップ/仮面ライダーW:菅田将暉、
 鳴海亜樹子:山本ひかる、照井 竜/仮面ライダーアクセル:木ノ本嶺浩、
 刃野幹夫:なだぎ武、園咲琉兵衛:寺田 農、マリア・S・クランベリー:杉本彩、
 泉京水/ルナ・ドーパント:須藤元気、大道克己/仮面ライダーエターナル:松岡充 

●『天装戦隊ゴセイジャー』
 アラタ/ゴセイレッド:千葉雄大、エリ/ゴセイピンク:さとう里香、
 アグリ/ゴセイブラック:浜尾京介、モネ/ゴセイイエロー:にわみきほ、
 ハイド/ゴセイブルー:小野健斗、ラシル:磯山さやか、天知 望:中村咲哉、
 天知博士:山田ルイ53世(髭男爵)、ひぐちアナウンサー:ひぐち君(髭男爵)

【オフィシャルサイトURL】 http://www.w-gosei.com/


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(株)東映テレビ・プロダクション 業務部次長 八木明広氏のコメント全文

 「今回、日本ビクター製3Dイメージプロセッサ『IF-2D3D1』の採用・運用に際し、特に注目した点は、①HD-SDI1080/24P信号を処理できる点、②リアルタイムで変換状況を視認出来る点、 ③ 視差量(Parallax)・奥行き感(Intensity/Sub Intensity)領域特性の自然さ、の3つです。元になる2D映像の内容にかかわらず、安心して3D変換を運用でき、3D映像のクォリティが大幅に向上しました。

 加えて、運用する上で大切な、操作環境の良さ(イージーオペレーション)を併せ持っており、 設置から3D映像の確認・決定まで、最小限の時間で結果が出せる、大変に強力なマシンです。『IF-2D3D1』は当社に、より革新的な3D映像の創造環境と、作業時間の大幅な削減、運用コストの大幅な縮減をもたらしてくれました。

 今回の2作品は、S3D(2台のカメラでの3D撮影)とVFX領域での3D製作、『IF-2D3D1』による3D変換等、現在考えうる全ての3D映像制作手法を駆使して仕上げました。映像全体の奥行き感、画面手前に飛び出してくるような迫力を、ぜひ劇場にてご確認ください。

 最後に、スムースな実運用を実現するため、撮影テスト段階から多大な協力をいただいた日本ビクターの皆様に感謝の意を表したいと思います。そして今後、『IF-2D3D1』の特性を最大限に引き出し、運用を推進する所存です。」


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[2010年07月26日]