D-ILAホームシアタープロジェクター「DLA-HD950」「DLA-HD550」を発売

　日本ビクター（株）は、D-ILAホームシアタープロジェクターの新ラインアップとして、従来機種の2倍となる120コマ/秒での画像表示を実現する当社独自の映像フレーム補間技術「Clear Motion Drive（クリア　モーション　ドライブ）」を搭載し、動画性能を向上させたD-ILAホームシアタープロジェクター「DLA-HD950」と「DLA-HD550」の2モデルを、10月中旬より発売します。「DLA-HD950」は、ネイティブコントラストとして業界トップ^※1の50000：1を実現し、「THX^※2ディスプレイ規格認証」を取得。「DLA-HD550」は、ネイティブコントラスト30000：1でインテリアとのコーディネイトの幅を広げる2色展開です。

（B:ブラック、W:ホワイト）

１．動きの速い映像もクリアに表現する当社独自の映像フレーム補間技術「Clear Motion Drive（クリア　モーション　ドライブ）」を搭載
当社独自の高精度補間アルゴリズムにより、画像の検出精度を高め、複雑で動きの速い映像に対しても中間フレームをより正確に生成しクリアな表現を実現。毎秒60コマのテレビ放送やビデオ映像、また毎秒24コマの映画ソフトなどの映像コンテンツに合わせ、最も適したコマ数に補間することで、さまざまなコンテンツにおいて残像感を低減し、くっきり滑らかな映像を楽しめます。


２．高いネイティブコントラストにより、「黒の深み」をリアルに表現
当社独自開発の“D-ILAデバイス”と“Wire Grid （ワイヤーグリッド）光学エンジン”の組み合わせにより高コントラストを実現。さらに、｢DLA-HD950｣はコントラスト低下の要因となる迷光などの不要光を排除する固定のアパーチャーを搭載した高性能レンズとの組み合わせによる業界トップ^※1の“ネイティブコントラスト50000:1”を実現。ピークの高い“白”から深い“黒”までの広い映像ダイナミックレンジを持ち、映画・ビデオ・コンサート・スポーツなど、多彩なコンテンツを圧倒的な臨場感と奥行き感で再現します。


３．劇場フィルムの質感を追求した当社独自の“シネマ画質^※3”（｢DLA-HD950｣のみ）
劇場のフィルム画質の質感をそのまま再現するために、プロジェクターと劇場フィルムの異なる発色方法^※4を徹底解析。内蔵のLSIで高度の映像処理を施すことにより、今まで再現が難しかったフィルム独特の艶や質感の再現が可能になり、家庭でも劇場フィルムのような高画質が楽しめます。


４．“逆2-3プルダウン機能”搭載により、映画コンテンツの忠実な動きを再現
テレビ放送や市販ＤＶＤの映画作品に多い“2-3プルダウン”された60コマの映像ソースを、“逆2-3プルダウン処理”により、24コマ/秒へ一度戻してから映画フィルムと同じ48コマ/秒に変換。これにより、オリジナルの映像ソースに忠実な再現が可能になります。



５．スクリーンの特性や反射による色のバラツキを低減する“スクリーン補正モード”を採用
プロジェクターの映像クオリティは、スクリーンの種類によってRGBの反射特性に若干のバラツキが生じることがあります。スクリーン補正モードは、スクリーンの特性に合わせて最適なモードを選択することにより、より自然で色彩バランスのとれた映像に補正します。　
＊主要スクリーンと補正モードの対比表は、当社ホームページに掲載の予定です。


６．「THX^※2ディスプレイ規格認証」を取得(｢DLA-HD950｣のみ)
｢DLA-HD950｣は、映像のオーソリティーTHX社がホームシアターファンの求める最高級ディスプレイのみに授与する｢THX^※2ディスプレイ規格（THX Certified Display Program）認証」を取得。“映画監督の意図する映像を家庭で忠実に再現すること”を目的に制定されたこの規格は、ディスプレイにおける輝度、色再現性、コントラスト、ガンマなど数十項目に及ぶ厳しい規格を全てクリアした｢高品位、高画質の証｣です。

＜電動スライドカバー部＞

７．電動スライドレンズカバーを搭載
天吊り設置や手の届きにくい高所への設置時に、リモコン操作で離れた場所から自動開閉できる“電動スライドレンズカバー”を搭載。大切なレンズをホコリ、キズから守ります。

８．高精細２倍電動ズーム・フォーカスレンズを搭載
フルハイビジョン映像をより忠実に再現するため、高性能2倍電動ズーム・フォーカスレンズを搭載。フォーカス性能を向上させるとともに、色収差・色にじみを大幅に低減し、高精細で奥行きのある映像投写を可能にしました。さらにレンズアパーチャーにより、｢DLA-HD950｣は16段階、｢DLA-HD550｣は3段階で任意の明るさに調整でき、より深みのある黒を表現します。

＜DLA-HD950リモコン＞

９．使いやすい新リモコン
画質モードや入力映像の切替はリモコンでのダイレクト操作が可能。また、自照式でボタン部分が光り、照明を落とした部屋でも操作できます。

１０．ファンノイズ19dＢの低騒音設計
冷却構造の効率化により、ファンノイズ19dB（ランプ標準モード時）の低騒音を実現。静かな室内においても、映像に集中できます。

※1：ホームシアタープロジェクターのネイティブコントラストとして（｢DLA-HD950｣のみ）。
　2009年9月16日現在、当社調べ。
※2：THXおよびTHXロゴは、いくつかの法域で登録可能なTHX社の登録商標です。
※3：シネマ画質”は、｢DLA-HD950｣の映像モード“シネマ1”に搭載しています。
※4：プロジェクターは、3原色であるRGBから色を重ね合わせて色彩を表現する“加法混色”のため、色を混ぜ合わせるにつれて、光のエネルギーが加算されるため色が明るくなり、3色を重ね続けると白になります。これに対し、劇場フィルムは光源よりCYMのフィルターを通して色を抜き出して色彩を表現する“減法混色”。色を抜いていくにつれて、光のエネルギーが減少するため色が暗くなり、3色を減らし続けると黒になります。

　現在、ブルーレイ対応機器やソフトタイトル数の増加、デジタル放送の普及にともない、家庭において、より大画面・より高画質で映画などを楽しむニーズが高まっています。このような中当社は、卓越したコントラストで実現する“黒の深み”、カラーマネージメントによる“よりナチュラルな色彩表現”、当社独自の映像フレーム補間技術「Clear Motion Drive（クリア　モーション　ドライブ）」搭載により動画性能を向上し、“より鮮明でリアルな高画質”を実現した「DLA-HD950」「DLA-HD550」を企画・発売します。
　「DLA-HD950」は、業界トップ^※1のネイティブコントラスト50000:1を実現するとともに、「THX^※2ディスプレイ規格認証」を取得。画質にこだわりを持つユーザーに向けた商品です。また、「DLA-HD550」は、ネイティブコントラスト30000:1による高画質を実現。さらに設置性や操作性を高めるとともに、本体カラーに黒と白の2色をラインアップし、リビングでの使用など幅広い用途に対応します。