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LT-47LH905 LT-42LH905 LT-37LH905

2008年1月28日 報道発表

“リアル36bit RGB画像処理”により、約687億色の表現能力を実現
地上・BS・110度CS デジタルハイビジョン液晶テレビ
「LT-47LH905」「LT-42LH905」「LT-37LH905」

~3つの世界初※1、映像処理技術により飛躍的に表現力を向上させた、次世代高画質エンジン
「GENESSA PREMIUM(ジェネッサプレミアム)」を搭載~




「LT-47LH905」
「LT-42LH905」
「LT-37LH905」


 日本ビクター(株)は、“高画質と臨場感の再現”を追求し続けることで培ってきたデジタル高画質映像技術を駆使した高画質エンジンを新開発、2007年9月に世界初の映像処理技術を搭載した「次世代高画質エンジン」として技術発表し、「CEATEC JAPAN 2007(2007年10月2日~6日開催)」において世界初公開しました。今回、その名称を「GENESSA PREMIUM(ジェネッサプレミアム)」とし、この新エンジンを搭載した地上・BS・110 度CS デジタルハイビジョン液晶テレビ“EXE(エグゼ)” 「LT-47/42/37LH905」3機種を2月下旬より発売します。
 今回「LH905シリーズ」に新搭載する「ジェネッサプレミアム」は、ビクターが業界に先駆けて開発し、液晶テレビ“EXE(エグゼ)”シリーズに搭載した“倍速120コマ表示技術”を応用することで、動きに強いだけではなく、“動画におけるノイズ制御”と、より理想に近い“なめらかな階調表現”を両立。さらには人間の視覚特性を活かした独自のアルゴリズム処理により、立体感あるリアルな質感と色彩を再現します。
※1…2007年9月27日、「次世代高画質エンジン」として技術発表。同年10月、「CEATEC JAPAN 2007」にて世界初公開の新技術として。

品名 シリーズ名 サイズ 型名 主な特長 希望小売
価格(税込)
発売時期 月産台数
地上・BS・110 度CS
デジタルハイビジョン
液晶テレビ
エグゼ 47V 型 LT-47LH905 次世代高画質エンジン
「ジェネッサプレミアム」搭載
10bit フルハイビジョン
倍速液晶IPSパネル搭載
オープン価格 2月下旬 合計10,000台
42V 型 LT-42LH905
37V 型 LT-37LH905


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主な特長

1.“リアル36bit RGB画像処理”により、約687億色の表現能力を実現する次世代高画質エンジン「ジェネッサプレミアム」を搭載~ビクター独自の映像処理システムにより、画像処理能力を飛躍的に向上

 臨場感あふれる高画質映像再現で市場から高い評価を得ている、当社独自のCPU搭載映像処理専用LSI、“映像知能”「ジェネッサ」。今回、そのCPU処理能力を飛躍的に向上させ、急速に進む高精細・大画面時代に相応しい臨場感を再現する次世代高画質エンジン「ジェネッサプレミアム」を新開発し搭載しました。“映像処理エンジンのビット精度の大幅向上と、高度な新・画像処理アルゴリズムの開発”により圧倒的な動画品位を実現し、“より緻密で色鮮やかな高品位映像”を再現するとともに、眩しさやチラツキを抑えた“人の目に優しい”テレビを実現します。
 この「ジェネッサプレミアム」に搭載される映像処理回路の主な特徴は、以下の通りです。


・世界初※1、映像ソースの持つ限られた情報量を、ビット拡張技術により新たに生成付加し高画質化(36bit化)する「Real Bit Driver(リアルビットドライバー)」

 “映像ソースの限界を超え、さらに上質なコンテンツを作り出す”という新発想のもと、デジタル放送やDVDなどの“24bit入力映像”から、新たに“36bit精度の映像”を創り出す※2、全く新しいビット拡張技術です。より自然で滑らかな階調(グラデーション)表現を可能にします。

※ 2…RGB/Y,Cb,Cr(Y,Pb,Pr)各8bitを12bitに拡張


・世界初※1、動画や入力映像の品質に合わせ、ノイズを低減する「i-Clearmotion NR(アイ・クリアモーションノイズリダクション)」

 当社の“倍速120コマ技術”の高精度・動き予測技術を応用した高性能3次元ノイズリダクションで、従来は難しかった“動きのある映像への3次元処理”を可能にしました。これにより動画ボヤケを抑えながら高いノイズ低減効果を実現します。また、低品質映像においても入力映像の品質に合わせてノイズ低減量を自動調節することで、元画像への影響を抑えた、常にノイズの少ない美しい映像を再現します。


・世界初※1、視覚特性を活かしたリアルな色彩と立体感を再現する「Real Color Creation(リアルカラークリエーション)」

 “着目した物体の色彩に対する視覚感度が高まる”という人間の目の特性を世界で初めて※1アルゴリズム化。入力映像1枚1枚の色分布をリアルタイムに分析し、映像処理することにより、“人間が対象物に注目した時に見えてくる細かな色彩の違いや緻密なディティール”をより忠実に再現。よりリアルな色彩と質感再現を可能にします。

 また、今回の「ジェネッサプレミアム」は、Deep Color や“x.v.Color”※6などの先進規格にも対応しました。



2.「10bitフルハイビジョン倍速液晶IPSパネル」を搭載

 当社従来機(8bitパネル搭載機)に比べ約64倍の階調表現が可能な「10bit パネル」の搭載により、色再現範囲も拡大。広視野角のIPS液晶パネルとあいまって、自然で色鮮やかな映像を再現します。


3.フルハイビジョン倍速液晶ドライバーにより、残像感を大幅に低減

 通常1秒間に60フレーム(コマ)で構成されている映像に対して、新開発ドライバーが、独自の「高精度動き予測アルゴリズム」により、従来比5倍の周辺画像情報を分析し、「10bitフルハイビジョン倍速IPS液晶パネル」に、通常の2倍にあたる120コマの最適フルハイビジョン映像を表示します。
 これにより、液晶の残像感の原因である「ホールド表示時間」を半減させ、スポーツ番組や文字テロップなど動きの速い映像もくっきり、リアルに再現します。


4.観ることが楽しい、使うことが心地よいビクターだけの視聴機能・操作サポート機能を搭載

  1. ワンランク上の音場を実現するMaxxAudio(マックスオーディオ)※3採用
  2. お好みに応じた画質と音質をボタンひとつの操作で同時設定。大画面がもっと楽しめる「明暗ボタン」
  3. 操作の方法や機能の内容がテレビ画面で確認できる「お助けガイド」搭載
  4. 目にやさしく、さらに環境にも配慮した省電力機能。「エコセンサー」
  5. 聞きやすい音声で操作をサポートする「音声案内」機能搭載
  6. ニュースやセリフが聞き取りやすい 新“テレビ「きき楽」”機能搭載

※3… 「MaxxAudio®」はWaves社の特許です。「MaxxAudio®」はWaves社の登録商標です。


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発売の背景と狙い

 BS/地上デジタル放送の高画質な映像をはじめ、次世代DVDやブロードバンドによる映像配信などの普及により、大画面テレビの高画質化に対するニーズは、ますます高まっています。そこで当社は、快適な映像ライフを手軽に楽しめる液晶テレビとして、“EXE(エグゼ)”シリーズ3モデル「LT-47/42/37LH905」を発売します。
 当社は、動きの速い映像で感じるボヤケを軽減しクッキリとした映像を再現する液晶テレビとして、2005年10月、世界で初めて1秒あたり120コマ駆動を実現した「高速液晶パネル」搭載液晶テレビ(37V型「LT-37LC70」)を発売。以降、当社「高速液晶パネル」搭載モデルは、液晶テレビが苦手とする動画応答性を大幅に改善することで、「液晶テレビの新ジャンルを確立した」との高い評価を得ています。
 今回発売する液晶テレビ3モデルには、当社のデジタル高画質映像技術を駆使して新開発した次世代高画質エンジン「GENESSA PREMIUM(ジェネッサプレミアム)」を搭載。緻密で色鮮やかな立体感のある映像を「10bitフルハイビジョン倍速液晶IPSパネル」に通常の2倍にあたる120コマで再現します。
 また、大画面映像の迫力にふさわしい音場を再生する「MaxxAudio(マックスオーディオ)」機能の搭載により、ワンランク上の高画質・高音質を実現しました。加えて、使い勝手を考慮した、人にやさしい簡単・便利機能を強化し、2011年の地上アナログ放送停波に向けて買い替え需要の拡大が見込まれる中、お客様のさまざまなニーズに対応します。


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ビクターだけの快適な視聴機能・操作サポート機能の詳細について

1.ワンランク上の音場を実現する「MaxxAudio※3(マックスオーディオ)」搭載

 DVDソフトに記録されている重低音を再現するために、音響心理学に基づき倍音の強さを演算し、低域の音質を向上させる「MaxxBass(マックスベース)」に加え、 プロオーディオで培われた技術を基にし、より質の高い音場再現を可能とした「MaxxAudio(マックスオーディオ)」を採用。また、独自の「オブリコーンスピーカー」を搭載。重低音から高音までトータルの音質を向上させ、ワンランク上の音場を実現します。


2.視聴環境に応じて音と映像をワンボタンで設定可能。大画面の楽しさを広げる「明/暗ボタン」

 映像を見る部屋の明るさ(明るい部屋や暗い部屋)と、映像ソフトの内容(ドラマ・ニュース・スポーツ・映画・ゲームなど)に応じてボタンひとつの操作で、最適な画質と音質の同時設定(6モード※4)が可能です。
※4…6つのモードの種類(テレビ・シネマ・シアタークール・シアターウォーム・ゲーム・ダイナミック)
 たとえば

  1. 「テレビ」モード: ドラマやニュースなど、明るい部屋での普段の視聴におすすめです。
  2. 「シアターウォーム」モード: 照明を暗くした部屋で、映画を楽しむ映画鑑賞に適したモードです。
  3. 「ゲーム」:明るい部屋で、テレビゲームを楽しむのに適したモードです。
     加えて、ゲームの映像を映す時間差が少なくなり快適にゲームが楽しめます。
     ダイレクトボタンをリモコンの中央に配置し、ワンタッチで簡単に操作ができます。

3.操作方法や機能の内容がテレビ画面で確認できる「お助けガイド」搭載

 取扱説明書を開かなくても“知りたいこと”や“やりたいこと”が画面を見ながらリモコン操作で確認できる便利な機能です。テレビ本体に操作・機能に関するデータベースを内蔵し、使う人の「理解度」に応じて操作できます。基本的な機能は「使いかた入門」で確認でき、この操作は音声案内でサポートします。操作に迷ったときや、操作の方法が分からなくなったときは「お助けボタン」を使い、さらに「知りたい・操作したい」場合は、「目次から探す」・「用語から探す」などの使い方ができます。


4.目にやさしく、さらに環境にも配慮した省電力機能。「エコセンサー」

エコセンサー

 部屋の明るさに合わせ画面の明るさを自動調整する「EE センサー」と、明るいシーンが多い時にはバックライトをコントロールし、まぶしさを抑える「オートピクチャー」を統合。暗い場面でも、明るい場面でも、目にやさしく、さらに消費電力も抑えることができる環境にも配慮した機能です。


5.聞きやすい声で操作をサポートする「音声案内」機能搭載

  • 「設置設定ウイザード」
    お買い上げ設定ウイザード、簡単設置ウイザードといった「設置設定」を画面表示に加え、新たに音声でもサポートします。これにより、複雑なデジタルテレビの初期設定も簡単に行うことができます。
  • 「リモコンガイド」
    リモコンのボタンの「操作・機能」を音声で説明する機能を搭載。操作に迷ったときやボタンの機能を知りたいときに、取扱説明書を探さなくても、その機能を音声と画面表示で確認できる便利な機能です。更に押したボタンが画面上で点滅します。

6.ニュースやセリフが聞き取りやすい、“新テレビ「きき楽」”機能搭載

TVきき楽
  1. 「はっきりステレオ」
    左右の音声を独立に処理することにより、広がりのある自然な音場で再生します。
  2. 「ひっそり」
    高域と低域をカットし、小音量でも人の声がはっきり聞こえるため、深夜の視聴に最適です。
  3. 「ゆっくりトーク」※5
    音声をリアルタイムで信号処理し、実際の時間を変えずにゆっくりとした速さで聞くことができます。話し始めの速度を落とし、徐々に実際の速度に戻す独自の処理により、話し手が意識的にゆっくりと話しているような自然な話速変換を実現しました。

※5…NHK放送技術研究所の技術協力を得て商品化しました。


7.大画面映像を際立たせるスリムフレームデザインを採用

 スリムなフレームと光沢仕上げのブラックフォルムにより、大画面映像をさらに際立たせるとともに、スピーカーをパネル下部に配置することで、コンパクトでスリムなデザインを実現しました。
 また、電源を入れると「青色イルミネーション」が点灯して、デザインをさらに引き立てます。


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その他の主な特長

1.広色域再現を実現した“x.v.Color”対応※6

x.v.Color

 動画色空間の国際規格のひとつである「xvYCC」に準拠した“x.v.Color”に対応。対応の機器と接続すると、これまで表現しきれなかった自然界の色を鮮やかに再現できます。

※6…x.v.Color およびx.v.Colorは、商標です。


2.デジタルインターフェイス「HDMI端子(Ver1.3準拠)」搭載※7

 1本のケーブルでデジタル映像信号/音声信号をダイレクトに伝送可能なデジタルオーディオ/ ビデオの新規格「HDMI端子」を搭載。高画質・高音質のまま、デジタルコンテンツが楽しめます。

※7…HDMI(High-Definition Multimedia Interface):次世代デジタルオーディオ/ビデオインターフェース規格。対応機器とケーブル1本の接続で劣化のない非圧縮デジタル映像とマルチチャンネル音声の伝送が可能です。


3.HDMI CEC 対応

 HDMI Ver1.2a以降で規定されている HDMI CEC(Consumer Electronics Control)に対応。CEC対応のレコーダーやオーディオ機器と接続することにより、連動電源OFF(テレビの電源をOFF するだけで接続機器の電源もOFFになる)やDVD自動再生(DVDの再生を押すだけで、テレビの電源がONになり入力切切換も自動で行う)が可能。接続機器をより便利に使えます。


4.DLNA 対応(Digital Living Network Alliance)

 家庭内のLANを用いて、リビングにあるレコーダーに録りためた映像コンテンツを別の部屋で視聴したり、PCに保存してある写真を大画面で楽しむことができます。

*デジタルメディアプレーヤーとして、DLNAの認証機関による認定を取得。


5.地上・BS・110度CSデジタル、地上アナログ放送対応「テレビ番組ガイド」※8搭載により、見たい番組の検索など、使い勝手が大幅に向上

 3・6・9チャンネル分のチャンネル表示など、使い勝手を向上させました。

※8…「電子番組表は、米Gemstar-TV Guide International, Inc. が開発した「Gガイド」☆を採用しています。」)
 ☆:『Gガイド』は、Gemstar-TV Guide International, Inc. が知的財産権を保有する電子番組表(EPG)技術『G-GUIDE』をベースに株式会社インタラクティブ・プログラム・ガイド(IPG社)がサービス開発し、BS-i(株式会社ビーエス・アイ)と提携して日本国内で運用する電子番組表(EPG)で、現在地上波アナログ/ デジタル、BSアナログ/ デジタル、110度CSデジタル放送全てをカバーし、全国で展開しています。Gガイド、G-GUIDE、Gガイドロゴ、Gコード、G-CODE、およびGコードロゴは、米 Gemstar-TV Guide International, Inc.またはその関連会社の日本国内における登録商標です。


6.大きなボタン、大きな文字で使いやすさを一段と向上させた「新リモコン」

 使用頻度の高いボタンを大型化するとともに、文字の表示も大きくしました。さらに発信部を2個搭載することでリモコンを斜めに持った状態でも操作ができるなど、操作性を一段と向上させました。


7.SDカードに記録した静止画(JPEG)を表示する「SDメモリーカードスロット」装備※9

※9…表示できる画像はJPEG形式(DCF準拠)で保存された画像に限ります。


6 . テレビをもっと楽しむためのネット・サービス「アクトビラ」※10に対応

acTVila

 便利な生活関連サービスをテレビのリモコン操作ひとつで簡単に楽しめます。

[※10…「アクトビラ」ご利用についてのご注意]「アクトビラ」のご利用には、(ADSL、FTTH、CATV 等の)ブロードバンド接続環境が必要です。また、プロバイダーや回線事業者との契約・使用料が別途必要となります。「アクトビラ」の利用条件については別途「アクトビラ」のサービス内にてご確認のうえご利用ください。「アクトビラベーシック」は、静止画+文字によるデジタルテレビ向けの情報提供サービス。「アクトビラビデオ」はご利用いただけません。acTVilaマーク、acTVilaおよび「acTVila」、「アクトビラ」は、テレビポータルサービス(株)の商標です。 (アクトビラに関する詳細は: URL:http://actvila.jp/


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主な仕様

型名
「LT-47LH905」 「LT-42LH905」 「LT-37LH905」
使用電源 AC100V (50/60Hz)
表示部サイズ
(幅×高さ×対角)
47 V 型
(104.0cm × 58.5cm × 119.3cm)
42 V 型
(93.1cm × 52.4cm × 106.8cm)
37 V 型
(82.0cm × 46.1cm × 94.0cm)
表示画素数 約622 万ドット(水平1,920 ドット×垂直1,080 ドット× RGB3)
画面視野角 上下左右178 度
パネル輝度
(LCD モジュールのMAX 値)
500cd/ ㎡
外形寸法(スタンドなし)(幅×高さ×奥行き)
112.1cm × 72.7cm × 13.0cm
100.7cm × 66.0cm × 13.0cm 90.1cm × 60.1cm × 13.9cm
外形寸法(スタンドあり)(幅×高さ×奥行き) 112.1cm × 77.4cm × 29.6cm 100.7cm × 70.8cm × 29.6cm 90.1cm × 65.1cm × 23.0cm
質量(テレビスタンド含む) 29.6kg( 33.6kg ) 23.9kg( 26.8kg ) 20.4kg( 22.6kg )
消費電力 296W(リモコン待機時:0.2W) 232W(リモコン待機時:0.2W) 220W(リモコン待機時:0.2W)
年間消費電力量 230kWh/ 年 209kWh/ 年 182kWh/ 年
総合音声出力 10W+10W
受信チャンネル VHF:1 ~ 12ch、UHF:13 ~ 62ch、CATV:C13 ~ C38
地上デジタル:000 ~ 999ch (CATV パススルー対応)
BS デジタル:000 ~ 999ch、110 度CS デジタル:000 ~ 999ch
入出力端子 HDMI 入力 3 系統3 端子
D4 入力 1 系統1 端子
コンポーネント入力 1 系統1 端子
ビデオ入力 3 系統3 端子
i.LINK 入出力 2 系統(4 ピン、S400)
LAN 端子 100 BASE-TX/10 BASE-T × 1
光デジタル音声出力 1 系統1 端子(AAC/2ch リニアPCM)
その他の端子 モニター出力兼用録画出力端子、ビデオリモートコントローラー、
電話回線(2400 bps)、ヘッドホン端子

* i.LINKは、IEEE(Institute of Electronics and Electronics Engineers)1394-1995およびその拡張仕様を示す呼称です。
i.LINKとi.LINKのロゴ「」はソニー社の商標です。
* HDMI(High-Definition Multimedia Interface)とHDMIは、HDMI Licensing, LLC の商標です。


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技術情報

新開発、次世代高画質エンジン「GENESSA PREMIUM(ジェネッサプレミアム)」について

 日本ビクター(株)は、急速に広まる高精細・大画面時代に向け、映像コンテンツや表示デバイスを選ばずに“緻密で色鮮やかな色表現”と“人の目に優しい映像”を両立する、大画面ディスプレイ用「次世代高画質エンジン」を新たに開発し、2007年9月に技術発表しました。この新たな映像処理システムを搭載することにより、高精細コンテンツはもちろん、ハイビジョンムービーなどによるプライベートコンテンツまで“大画面・高精細テレビに相応しい高品位映像”を再現可能です。
 今回、その次世代高画質エンジンの名称を「ジェネッサプレミアム」とし、「LT-47/42/37LH905」に初搭載します。


大画面ディスプレイ用「次世代高画質エンジン」とは

 2004年4月、弊社は「原色探究」の思想のもと、長年培ってきた独自の高画質映像技術を1つのシステムLSIに統合した世界初※1のCPU搭載映像処理専用LSIとして“映像知能”「GENESSA(ジェネッサ)」を開発し、発表。以降、「GENESSA(ジェネッサ)」は“人間が最も美しいと感じる映像をリアルに再現する”というコンセプトを実現すべく常に進化を続け、液晶テレビ“EXE”シリーズをはじめとした「GENESSA」シリーズ搭載機種は、その映像コンテンツが持つ本来の情報を引き出す“豊かな色彩と映像表現力”で高い評価を得ています。
 今回開発した「次世代高画質エンジン」は、高画質性能で高い評価を得ている「GENESSA」シリーズの信号処理性能を飛躍的に高め、急速に広まる大画面時代に相応しい“緻密で色鮮やかな”高品位映像を再現するとともに、眩しさやちらつきを抑えた“人の眼に優しい”テレビを実現します。

※1…2004年4月20日発表、当社調べ


次世代高画質エンジン「ジェネッサプレミアム」システム概念図

次世代高画質エンジン「ジェネッサプレミアム」システム概念図


大画面ディスプレイ用次世代高画質エンジン「ジェネッサプレミアム」の、主な特徴

 高品質な“最新フォーマット映像信号”や10bit超へと進化する“表示パネル”、急速に進む“大画面化”へのニーズに対応すべく、“映像処理エンジンのビット精度の大幅向上と、高度な新・画像処理アルゴリズムの開発”により、圧倒的な動画品位を実現します。


1.「リアル36bit映像処理※2」による、高精度の信号処理品質を実現

 デジタル映像処理の演算精度を大幅に向上。「Deep Color(36bit)」入力に対応するともに、「36bit RGB処理」による極めて精度の高い信号処理品質を保持することで、“約687億色の表現能力”と“デジタル化による劣化を感じさせない高品位な映像再現”を実現します。

※2…RGB/Y,Cb,Cr(Y,Pb,Pr)各8bit を12bitに拡張


2.世界初※3、上質なコンテンツを創り出す新発想のビット拡張技術「Real Bit Driver(リアルビットドライバー)」を搭載
~ 8bitの映像から12bit精度の映像を創出~

 液晶パネルがRGB各10bit表示へと進化する中、現在のデジタル放送やDVDなどのデジタル映像コンテンツはRGB/Y,Cb,Cr(Y,Pb,Pr) 各8bitが主流となっています。8bit映像が入力された場合、「コンテンツのビット精度を劣化させない」という従来の映像処理回路のビット拡張では、表示映像の品質向上には不十分でした。
 今回、当社は「映像ソースの限界を超えて上質なコンテンツを創り出す」という新発想のもと、“8bitの映像から12bit精度の映像を創り出す”まったく新しいビット拡張技術「Real Bit Driver」の開発に成功しました。“TVに入力された信号を12bit化し、その後に高画質処理を行う”という当社独自の手法により、映像ソースのもつ精細感を欠くことなく、ビット数不足による階調部の疑似輪郭妨害がない、自然で滑らかなグラデーションを再現します。

※3…2007年9月27日、「次世代高画質エンジン」として技術発表。同年10月、「CEATEC JAPAN 2007」にて世界初公開の新技術として。


■ Real Bit Driver(リアルビットドライバー)の効果

Real Bit Driver(リアルビットドライバー)の効果


3.世界初※3、“倍速120コマ技術”の応用から生まれたノイズリダクション技術
「i-ClearMotion NR(アイ・クリアモーションノイズリダクション)」を搭載
~動きのある映像においても動画ボヤケを抑え、高いノイズ抑圧効果を実現~

 従来の一般的な「3次元ノイズリダクション」は、静止画像に対しては3次元処理により大きなノイズ抑圧効果を得られるものの、動画像に対しては、動画ぼやけの弊害を軽減するために3次元処理を停止させるのが主流でした。
 今回の「次世代高画質エンジン」では、当社が世界に先駆けて開発した「120Hz 倍速液晶ドライブ(倍速120コマ)技術」の高精度・動き予測技術をノイズリダクションに応用することで、従来不可能だった“動きのある映像に対する3次元処理”を可能とし、動画ボヤケを発生させずに高いノイズ抑圧効果を実現しています。また、映像コンテンツに含まれるノイズ量を映像の周波数帯域毎に正確に検出する技術を同時開発。テレビの放送チャンネルやコンテンツの品質に合わせて最適なノイズ除去量を自動調節することで、常にノイズの少ない美しい映像を再現します。


■ i-ClearMotion NR(アイ・クリアモーションノイズリダクション)の効果

  i-ClearMotion NR ビクター従来型3次元NR 一般的な3次元NR
動画時の対応 動画時も3次元NR処理 動画時は2次元NR処理 動画時はNRオフ
ノイズ検出、
適応処理方法
映像内のノイズ量を周波数帯域毎に
検出し、帯域毎に最適なノイズ除去
量を、細かく自動設定

映像内のノイズ量を検出し、
最適なノイズ除去量を自動設定

ノイズ量によらない、
固定的なノイズ除去



4.当社独自の高画質技術“GENESSA”で培った「インテリジェント高画質処理技術」をさらに進化

 コンテンツの明暗部それぞれを細かくコントラスト調整し、奥行きのある映像表現を可能にする「倍速インテリジェントγ(ガンマ)」、ノイズを抑えクッキリとした映像を再現する「倍速インテリジェントクリア」に加え、よりリアルな色再現を実現する世界初※3の技術、「Real Color Creation (リアルカラークリエーション)」を新たに開発し、搭載しました。
 この「Real Color Creation (リアルカラークリエーション)」は、“注目した物体の色彩に対する視覚感度が高まる”という人間の目の特性を利用し、“映像1枚1枚の色分布をリアルタイムに分析”することで、人間の着目する映像をよりリアルな色彩と質感で再現することを可能にしました。


5.被写体の質感や素材感まで、よりリアルな色彩表現が可能な「“x.v.Color”対応信号処理技術」

x.v.Color

 従来のテレビでは再現が難しかった“自然界の色”をより忠実に再現するための色信号空間拡張規格である「xvYCC 規格」※4に対応した、独自の「“x.v.Color”対応信号処理回路」※5を開発しました。
ディスプレイの色再現範囲を拡大するとともに、被写体の立体感や素材感まで、その表示能力をフルに活かしたリアルな描写と色彩表現が可能です。

※4…xvYCC規格は動画色空間の国際標準規格です。 ※5…“x.v.Color”およびx.v.Colorは商標です。


開発背景

 近年、フラットパネルにおける技術進化はめざましく、2005年10月に当社が世界に先駆けて開発・商品化(「LT-37LC70」)した、液晶テレビの動画表示性能を飛躍的に向上させる“倍速120コマ”技術をはじめ、臨場感豊かな映像再現を目指してテレビは日々進化を続けています。また同時に、次世代ディスクやデジタルハイビジョン放送、さらには当社フルハイビジョンムービー「GR-HD7」に代表されるハイビジョンビデオカメラで撮影したプライベート映像などの高精細コンテンツの普及により、液晶パネルをはじめとしたフラットパネルは“さらなる大画面”を求める市場ニーズによる大型化が急速に進んでいます。
 このような市場背景を受け、当社は“より高精細な大画面映像”に対応しつつ、“緻密で色鮮やかな色表現”と“人の目に優しい映像”を両立させるための新映像処理技術について研究開発を進めてきました。
 今回開発した大画面ディスプレイ用「次世代高画質エンジン」は、これらの新映像処理技術を1つのシステムLSIに凝縮したもので、当社は今後、この技術を「LH905シリーズ」をはじめとした大画面ディスプレイに、幅広く採用を予定しています。

※写真は、「次世代高画質エンジン」LSIです。


当社画像処理LSIの変遷

当社画像処理LSIの変遷



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[2008年01月28日]