2004年5月14日 報道発表

新開発の高画質映像技術“映像知能”「GENESSA」搭載

地上・BS・110 度CS デジタルハイビジョン液晶テレビ

「LT-32LC50B/S」「LT-26LC50B/S」EXE

〜聴取補助システム“テレビ「きき楽」”機能と高音質「オブリコーンスピーカー」搭載〜



LT-32LC50B LT-26LC50B

写真は、地上・BS・110 度CS デジタルハイビジョン液晶テレビ「LT-32LC50B」(左)、「LT-26LC50B」(右)です。

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 日本ビクター(株)は、新開発の高画質映像技術“映像知能”「GENESSA(ジェネッサ)」を搭載し、臨場感あふれる感動の高画質映像を再現する地上・BS・110度CS デジタルハイビジョン液晶テレビ“EXE(エグゼ)”シリーズ「LT-32LC50B/S」「LT-26LC50B/S」の2機種4モデルを発売します。
 本機は、音声がはっきり・ゆっくり聞こえる耳にやさしい“テレビ「きき楽」”機能や当社独自の「オブリコーンスピーカー」による臨場感あふれるサウンドなど、こだわりの映像と音で快適なホームシアターライフを提案します。



品名 サイズ 愛称 型名 希望小売
価格(税別)
発売時期 月産台数
地上・BS・110 度CS
デジタルハイビジョン
液晶テレビ
32V型 エグゼ LT-32LC50B(ブラック) オープン価格 6月中旬 5,000台
LT-32LC50S(シルバー) 6月下旬
26V型 LT-26LC50B(ブラック) 6月上旬 6,000台
LT-26LC50S(シルバー) 6月中旬



<主な特長>
1.新開発の高画質映像技術“映像知能”「GENESSA」搭載
明るさや色再現など画質を決める映像処理を行うデバイス部に世界で初めて映像処理専用の32bitCPU を搭載※1。当社が長年培ってきた独自の高画質技術を投入し、従来困難であった絶えず変化する動画部における階調制御をリアルタイムに最適化。臨場感あふれる感動の高画質を再現します。※1:2004年5月14日現在、当社調べ。
階調の自動最適化を実現する新開発「インテリジェントγ(ガンマ)」搭載
映像シーン毎の特徴を約200万パターンにおよぶ膨大な演算処理により解析し、最適なγ補正をリアルタイムかつ16次関数で自動制御することで、よりリアルな映像を再現します。
記憶色を鮮やかに再現する「カラークリエーション」搭載
同一画面上における赤・緑・青・黄色に加え「肌の色」などをそれぞれ影響なく独立して補正する「カラークリエーション」を搭載。画全体としてバランスがとれた自然な色調再現することで、記憶色をより一層鮮やかに再現するとともに、暗い場所での微妙な階調表現により立体感のある色調豊かな映像を実現します。

2.W-XGA ハイビジョン液晶パネル採用
新開発の高輝度(Max500cd/ ㎡LCDモジュール)&高密度(トータル約315万ドット(水平1,366ドット×垂直768ドット× 3(RGB))W-XGA ハイビジョン液晶パネルにより、地上・BSデジタルハイビジョン放送の高品位映像を余すことなく再現します。

3.ニュースやセリフが聞き取りやすい、聴取補助システム“テレビ「きき楽」” 機能搭載
2002年の12月発売のFM・AM ラジオ「RA-BF1」で好評の聴取補助システム「きき楽」機能をテレビ用にリファイン。ニュースやドラマのセリフなどを聞き取りやすくする便利な機能です。
「はっきりトーク」… 小さい音は大きく、大きい音は小さくなるように信号処理を行なう「帯域分割音声圧縮技術」により、はっきりとした聞き取りやすい音声で再生します。 
「ゆっくりトーク」※ 2 リアルタイムで信号処理し、実際の時間を変えずにゆっくりとした速さで聞くことができます。話し始めの速度を落とし、徐々に実際の速度に戻す独自の処理により、話し手が意識的にゆっくりと話しているような自然な話速変換を実現しました。
※2:NHK放送技術研究所の技術協力を得て商品化しました。

4.当社独自の「オブリコーンスピーカー」搭載
駆動点を中心からずらすことにより、高域の共振を分散させる当社独自の「オブリコーンスピーカー」を採用。さらにスピーカー振動板の長軸方向を上にして配置することでテレビ正面の視聴位置での音質を最適化し、高品位映像に相応しい臨場感あふれるサウンドを再現します。

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<企画意図>
 地上・BS・110度CSデジタル放送や急速に普及が進むDVDレコーダーなど、デジタル映像コンテンツは、より多彩で、より高品質な時代を迎えました。
 当社は、こうした時代の流れを背景に、薄型大画面ディスプレイによるホームシアターをより手軽に楽しめる液晶テレビとして、以下の3点を重要ポイントに、地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ“EXE(エグゼ)”シリーズ「LT-32/26LC50」を企画・開発しました。

 (1)よりきめ細かい色や階調表現による臨場感あふれる高画質映像の実現。
 (2)高品位な映像に相応しい音づくり。
 (3)誰にでも使いやすく親しみやすい安心の機能とデザイン。

 当社は2001年に、地上アナログ放送からBS・110度CS デジタル放送、地上デジタル放送のD4信号フォーマット(525i/525p/750p/1125i)まで、さまざまな信号入力ソースを表示デバイスに合わせ最適に画素変換する、独自の高画質デジタルテレビ技術「DET(Digital Emotional Technology)」を開発し、市場から高い評価を得てきました。そして今回、新開発の高画質技術“映像知能”「GENESSA」を搭載。「インテリジェントγ」や「カラークリエーション」により絶えず変化する映像情報をリアルタイムに最適制御することで、階調表現を最適化し記憶色を鮮やかに再現するとともに、臨場感あふれる感動の高画質を実現します。


<その他の特長>
1. 地上・BS・110度CSデジタルチューナー搭載
地上デジタル放送に加え、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送まで多彩なデジタル放送に対応した三波共用のデジタルハイビジョンチューナーを搭載し、美しい高精細映像を再現します。

2. 目にやさしい「E.E.センサー」
部屋の明るさに合わせて、画面の明るさを自動調節。消費電力の少ない液晶テレビをさらに省エネにする、目にもやさしいうれしい機能です。

3. 最適な視聴環境で楽しめる「チルト&スイーベル機能」&「アンダーフレームスピーカー設計」
視聴位置に合わせて液晶画面の向きを上方7度、下方3度、左右20度の調節が可能。スペース効率と音響効果を両立しました。

4. 地上・BS・110度CS デジタル、地上アナログ放送対応「テレビ番組ガイド」搭載により、見たい番組の検索や録画予約の使い勝手が大幅に向上
(1) 受信できる全ての放送の番組表の表示が可能。 G-GUIDE
(2) 地上アナログ放送は8日分の番組予約により、より使い勝手を向上させています。
(3) 「ジャンル検索」「キーワード検索」「人名検索」でも番組検索が可能。※1
※1: 米Gemstar-TV Guide International,Inc. が知的財産権を所有する電子番組表(EPG)技術「G-Guide」をベースに、(株)インタラクティブ・プログラム・ガイド(IPG)がメガポート放送と提携して日本国内で運用する電子番組表(EPG)サービスです。米Gremstar-TV Guide International,Inc. は、日本国内におけるG ガイドデータ放送をIPG 社に委託し、現地地上アナログ、BSアナログ、BS・110度CSデジタル放送を全てカバーするEPGサービスが行われています。Gガイド、G-Guide、およびGガイドロゴが、米Gemstar-TV Guide International,Inc.の日本国内における登録商標です。地上デジタル放送では「キーワード検索」と「人名検索」には対応していません。

5. 生活情報ネットワークサービス「T ナビ」に対応※2 T navi
ブロードバンドを利用し、「映画・コンサート等のチケット情報」、「行楽地へのお出かけ情報」、「グルメ・レストラン情報」などの生活に便利な情報サービスを簡単な操作で楽しめます。
※2: 「Tナビ」サービスとは、家庭の中心にあるデジタルテレビ向けに常時接続ネットワークを経由していつも最新の生活に役立つ情報をお届けするサービスです。Tナビロゴ、「Tナビ」は登録商標です。「Tナビ」を利用するには、インターネットサービスプロバイダーとのブロードバンド回線契約が別途必要です。「Tナビ」のサービス内容は無料ですが、一部有料のサービスも予定されています。

6. 光るボタンで見やすい簡単操作の「イルミネーションリモコン」
地上放送を選択するときにはオレンジに、BS・110度CSデジタル放送を選択するときにはグリーンに光るダイレクトボタンで簡単選局できます。

7. SDカードに記録した静止画(JPEG)を表示する「SDメモリーカードスロット」装備※3
※3: 表示できる画像はJPEG形式(DCF 準拠)で保存された画像に限ります。

8. 地上放送も高画質で再現する「第3世代デジタルワイドGRT」&「ノイズクリア」搭載
地上放送受信の際、市街地や山間部の電波障害によって発生する二重映り(ゴースト)を低減。また、地上放送やビデオ映像に含まれるノイズ成分も除去し、最適な映像を再現します。

9. 部屋のインテリアに合わせてブラックとシルバーの2 タイプを用意


<主な仕様>
型名 「LT-32LC50B/S」 「LT-26LC50B/S」
使用電源 AC100V (50/60Hz)
画面サイズ
(幅×高さ×対角)
32V 型
69.7 cm × 39.2 cm × 80.2 cm
26V 型
56.5 cm × 31.8 cm × 64.8 cm
アスペクト比 16:9
表示画素数 約315 万ドット(水平1,366 ドット×垂直768 ドット× RGB3 < W-XGA >
画面視野角 上下左右170度
パネル輝度
(LCDモジュールのMAX値)
500cd/㎡ 500cd/㎡
外形寸法
(幅×高さ×奥行き)
83.4 cm × 63.2 cm × 10.8 cm 70.3 cm × 55.5 cm × 10.7 cm
質量(本体) 23kg 19kg
消費電力 166 W(リモコン待機時0.4 W) 138 W(リモコン待機時0.4 W)
総合音声出力 10W+10W
受信チャンネル VHF:1 〜 12 ch、UHF:13 〜 62 ch、CATV:C13 〜 C38
地上デジタル:000 〜 999ch
BS デジタル:000 〜 999 ch、110 度CS デジタル:000 〜 999 ch
受信機能 ゴーストリダクション回路内蔵
入出力端子 D4入力 1 系統1 端子
コンポーネント入力 1 系統1 端子
ビデオ入力 3 系統3 端子
Sビデオ入力 2 系統2 端子
RGB入力 1 系統(D-sub15 pin)
i.LINK入出力 2 系統(4 ピン S400)
LAN 端子 1 系統(10 BASE-T)
光デジタル音声出力 1 系統1 端子(AAC/2 ch リニアPCM)
その他の端子 モニター出力兼用録画出力端子、
ビデオリモートコントローラー
電話回線(2400 bps)、ヘッドホン端子
付属品 イルミネーションリモコン、テーブルトップスタンド
i. LINK は、IEEE(Institute of Electronics and Electronics Engineers)1394-1995 およびその拡張仕様を示す呼称です。
i. LINK とi. LINK のロゴ「i.LINK」はソニー社の商標です。



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<付属資料>
■“映像知能”「GENESSA」システム概念図

「GENESSA」システム概念図

■ビクター聴取補助システム“テレビ「きき楽」”機能きき楽
はっきりトーク はっきりトーク

アナウンサーが話す声やドラマの会話を聞こえやすくするために、聞き取りにくい小さな声(音声の中域部)は大きく、不快に感じる大きな音を自然なボリュームにします。また深夜に大きく感じるCMの音量アップにも驚きません。
はっきりトーク

ゆっくりトーク ゆっくりトーク

会話を聞き取りやすくするために話し始めをゆっくりスタート。徐々に実際の速さに戻し、言葉の間を削除してタイミングを合わせるので自然で聞きやすい音声を再現できます。
ゆっくりトーク
「ゆっくりトーク」はNHK放送技術研究所の技術協力を得て開発しました。

■オブリコーンスピーカー

ボイスコイル駆動点を振動板のセンターからずらすことにより歪みのないクリアーな音声を再生します。さらに、スピーカー振動板の長軸方向を上にして配置することでテレビ正面での音質を最適化するとともに、バスレフ構造の採用により低音もしっかりと再生し、臨場感あふれるサウンドを楽しめます。 オブリコーンスピーカー


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※:このページの内容は、報道発表日時点の情報です。その後、内容に変更が生じる可能性があります。
  また、ご覧になった時点で、生産・販売が終了している場合がありますので、あらかじめご了承願います



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